カードローンとフリーローンは貸付方法が異なる

カードローンは「当座貸越」と言い、極度額までの範囲内ならいくらでも借りられるものです。

一方、フリーローンは「証書貸付」。銀行が定める契約書に基づいて、借入金額や利率、返済期限、毎月の返済額などを取り決めて借り入れるものです。

カードローンの特徴－“必要な時に何度でも使える便利さ”

好きな時に自由に引き出せる

カードローンの特徴は、何と言っても貸付枠の中で自由に何度でも使えること。毎月コツコツ返済中でも、また急にお金が必要になったら、追加で必要な額を借りることができます。

使いみちは自由

急にお金が必要になった時や、給料日までのつなぎとして利用したり、その使いみちは自由です。借り入れる金額も枠内あれば少額でもOK。5万円でも、1万円でも、数千円でも借りることができます。

いつでもどこでも使える

銀行のカードローンは、コンビニやスーパー、提携金融機関などのATMでいつでも使うことができるのでとっても便利。カードローンの作成にかかる費用や申込手数料はかかりません。持っているだけならお金がかからないので、いざという時のために、財布に一枚ローンカードを入れておく。そんな使い方をする人もいるようです。

フリーローンの特徴－“目的に対する計画的な借入れに”

何に使うかを定める。でも、資金使途はカードローン同様自由

フリーローンは何のために借入れをするかを申込みの際に記入を求められることがあります。また、何のためにどれくらいかかるか見積もりの提出が必要になるところと不要なところもあります。
使いみちはカードローン同様自由。例えば結婚資金や旅行・レジャーの費用、資格スクール受講費など、事業性資金以外なら何でもOK。他にも、カードローンやクレジットカードのキャッシングなど複数の借入を一本化する“おまとめ”にも使えます。

借りるのは一回限りの安心感

カードローンは決められた枠内で自由に借入れができる便利さがありますが、反面計画的な利用を心がけないと、使い過ぎてしまうことに。そんな不安を感じる方には、一度きりの融資でその後コツコツ返済していくフリーローンがオススメです。

こんな時は、どちらを使うべき！？

少ない金額！ すぐに必要！ そんな時はカードローン

そんな場合はカードローンを利用した方がいいでしょう。
そもそもフリーローンだと、ある程度の金額でないと借り入れできないこともあります。また、フリーローンはカードローンよりも審査に日数がかかることがあるため、来週の結婚式には間に合わない可能性があります。
友人の結婚式なら、ご祝儀+二次会の費用で約5万円。その金額ならカードローンで賄ってしまったほうが余計な手間もかけずに済むでしょう。

「クレジットカードを持っているからキャッシングしよう」と考える人もいるかと思いますが、一般的にクレジットカードのキャッシングと銀行カードローンの金利は、銀行カードローンの方が比較的に金利が低い傾向にあります。返済の負担を考えたら、銀行カードローンの方が断然おトクです。

まとまった金額！ お金が要る時期までに余裕がある！ そんな時はフリーローン

旅行したい時期が決まっていて、それまでの日数に余裕がある場合はフリーローンを利用した方がいいでしょう。
家族旅行なら30万円～50万円ほどがかかるでしょうか。それだけのまとまったお金ならフリーローンを選びましょう。金融機関によっては、フリーローンの方が金利が低い場合もありますので、最寄りの銀行のローンをチェックしてみましょう。

また、現在リボ払いなどローンを複数抱えている場合は、今回必要になる旅行費用の借入れに加えてローンをまとめることもできます。複数ある借入先を一つにすることで、トータルの返済負担を少なくなる場合もあるので、借入れの際に銀行に相談してみましょう。

どちらにするか迷ったら、利便性のあるカードローンを選ぶのが無難。

銀行のカードローンとフリーローンを比べても借りられる金額や金利に大幅な違いもないので、どちらを申し込むか迷う場合は、必要に応じて何度でも使えるカードローンをチョイスしてはいかがでしょう。フリーローンは借りるのは一度限り。返済し終わってもまたお金が必要になった時に、再度契約が必要となります。その点、カードローンは繰り返し利用できる便利さがあります。返済が終わっても、全く利用しない場合でも、ローンカードを持っているだけなら利息がかかることはありません。